[展示品即納] T.S - 03 / Teshima Furniture 手嶋保 スツール
¥105,600
"スツールは座布団のようなものとして考えている。オットマンにもなる。自由に使えばよい。"
− 手嶋保 −
建築家、手嶋保氏がデザインする、自身の建築設計の中から生まれた一連の家具のシリーズ。氏の設計した建物と同様、建築家ならではの吟味された寸法と、簡素でありながらどこか温かみのあるデザイン。
「ひとの住まいをつくる」という長い時間と向き合う建築家ならではの精緻な目線が、どのような時代、空間にも馴染む、普遍的な魅力を持った家具を生み出しています。
*こちらの商品は展示品のため、細かなスレなどがある場合がございます。あらかじめご了承ください。
SPEC
Size : W480 × D360 × H380 mm
Designed by : Tamotsu Teshima / 手嶋保
Maker : ELEMENT WOOD WORKS
Material : ナラ・ホワイトオーク混 無垢
Made in : 日本
手嶋保 / Tamotsu Teshima
一級建築士
1963 福岡県生まれ
1986 東和大学建設工学科卒業
1990-97 吉村順三設計事務所
1998 手嶋保 建築事務所設立
日本建築学会 作品選集2020(桜台の家)
日本建築学会 作品選集2019(三秋ホール)
日本建築学会 作品選集2018(牟礼の家)
日本建築学会 作品選集2015(川越の家)
平成26年日本建築士連合会賞・優秀賞(伊部の家)
第12回かわごえ都市景観デザイン賞 2012年(川越の家)
日本建築家協会優秀建築選2007(道灌山の家)
所属団体:社)日本建築家協会、社)日本建築学会、東京建築士会
関東学院大学 建築・環境学部非常勤講師
東京理科大学非常勤講師
著書:住宅設計詳細図集「伊部の家」 / MIAKI 三秋ホールの風景と建築
「家具−小さな建築」
自らの事務所を始めてからはキッチンや洗面台、照明器具やテーブルなど、その空間にあったものを作るという目的で自らデザインしている。空間に合うということは、建築の成り立ちが周辺環境と関係があるように、外側から内側へまたその逆へと連続して一体に考えられるべきものという意味である。だから各々は個別のプロジェクトから導き出されたデザインであることには違いない。一方で誰に頼まれたわけでもなく数年前から椅子のデザインを試みるようになった。当初椅子を作るということのハードルは高かったが、それらを空間の一部として導き出すという視点から私にもオリジナルを作る意義があるように思われた。
まずスケッチを始め、モデルを作る。次に原寸図を描いて、試作をつくる。この試作も本番と同じグレードで作る。だから何度もは作らない(作れない)。建築設計と同様、図面で表現し現場での口頭でのやりとりはなるべく行わない。通常、建築設計というものは建築主があってできるものなので、自分の意志が常に優先されることはないが、こうしたものづくりは自由で誰のためのものでもない。煎じつめると「小さな建築」これが私にとっての椅子作りの原点と言えるかもしれない。
こうしたモノづくりには優れた職人との存在が欠かせない。かけがえのない仕事仲間であり友人である、木工家の土田耕一さん、加藤宣之さん、工房の方々との出会い。
最後に信頼してくださり応援してくださったクライアントの方々に心から感謝申し上げる。
手嶋保